ダックストーリー・就活の心得帳COLUMN

2019.7.114.これまでの人生で一番嬉しかったこと、辛かったこと。

 「これまでの人生で一番嬉しかったことは何ですか」、あるいは「一番辛かったことは何ですか」という質問もよく出される質問の一つです。
 この質問も、前回のコラムで説明したのと同じく、面接官はこの質問を通して、その学生が「どういう人間なのか」を知りたいと思って聞いているということを知らなければなりません。「嬉しかったこと」「辛かったこと」の内容を知りたがっている訳ではありません。
 ですので、何か突拍子もない、すごいことを答える必要はありません。
 ただ、「友達からプレゼントをもらったことが嬉しかったことです」など、嬉しかった思い出話をするだけだったり、「第一志望の大学に行けなかったことです」というような単なる失敗談をしただけでは、筋違いの回答になります。
 その回答を通して、どういう人間なのか判断されますので、自分の性格をきちんと示すことができるエピソードを話すことが肝心です。
 「嬉しかったこと」の回答例としては、例えば、自分がその物事に深く関わり、それを通して成長できたこと、あるいは感謝されたことなど、精神的な喜びを感じた体験が話せるといいでしょう。そういう話ができれば、自分の人間的な深さ、大きさを面接官にアピールすることができます。
 「辛かったこと」の回答でも同じです。辛い出来事にどう対処したか、そしてそれをどう乗り越えることができたか、その過程を話すことが必要です。その苦しい体験が自分の価値観形成にどう役にたったかが面接官に伝われば成功です。
 なお、その体験がどうして「嬉しかった」のか、あるいは「辛かった」のか、感情をこめて話さなければなりません。用意してきた回答をただ無表情で話しただけですと、せっかくの体験もその思いが面接官に伝わりません。
 この質問への回答では、本当に「嬉しかった」、「辛かった」という体験に、面接官にどれだけ感情移入してもらえるかということも重要なポイントになってきます。

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