ダックストーリー・就活の心得帳COLUMN

2019.6.182、自分の長所、短所について。

 「自分の長所と短所について話してください」という質問は、面接の時に、よく聞かれる質問です。
 その時、長所は答えやすいかもしれませんが、短所はどのように答えてよいのか戸惑う人がいるかも知れません。選考の場で自分が不利になるようなことをあえて話したくないという意識が働くからです。
 そこで、短所を少しでも隠して話そうとする人が多いのが見受けられます。中には、短所を隠そうとして、短所を話しながらも、それが結果的には長所にもつながっている、というような回答をする人もいます。例えば、自分の短所は「心配性」であると言って、仕事を任されてもスムーズに計画を立てられないと話しつつ、その一方で、その心配性のおかげで事前にトラブルが防げたこともあります、などといった具合の回答です。
 確かに、こうして短所を覆い隠すことによって、自分の価値を高められるようにも見えます。
 しかし、こういう回答をされると、面接官としては逆に肩透かしを食らったような感じがします。これがこの学生の短所なのだろうか。この学生は自分の短所を本当に認識しているのだろうかと疑問も浮かんできます。
 ですので、短所を覆い隠そうとするよりも、自分の姿をもっと掘り下げて、短所をはっきりと述べてもらいたいと思っています。
 短所がない人間はいません。それを隠す必要はありません。
 大切なことは、自分の短所を本人がどれだけ自覚しているかということです。そしてさらに、それをどのように克服しようとしているかということです。自分には悲しいかな、こういう短所がある。だからこそ、日々、こういうことに気をつけて行動しているんだ、と面接官にそれを伝えればよいのです。
 面接官は、「短所を含めて、自分のことをしっかり把握している」人材を探しています。自分の短所を知って、それを改善しようと努めている人間の方が、短所を自覚できないでいる人間よりも優れていると言えます。
 もっとも、ただ、やみくもに短所をあげつらうのではなく、じっくりと自分を見つめ、何が自分に足りないのか、自分の短所は何なのか、それを把握してから話さなければなりません。
 そうすれば、あなたの本当の姿が浮かび上がり、面接官の心を動かすことができると思います。

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