ダックストーリー・就活の心得帳COLUMN

2019.3.81、会社に入る前から面接が始まる。

 私は現役の面接官です。これまでに多くの就活生の面接をしてきましたが、就活生と接する中で様々な経験をいたしました。せっかく合格を出そうと思っていたのに、就活生のその一言を聞いたがために一気に気持ちが変わってしまったこともありますし、逆に、この就活生はなんとも特長がないと思っていたのが、ある言動が心を動かしたということもあります。
 そうした面接官の立場から知らされたことをもとに、これから面接に臨む就活生に是非知っておいてもらいたい心得を書いていきたいと思います。
 このコラムが皆さんの今後の就職活動の参考になればと思っております。

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 これは先日、九段下を歩いていた時のことです。リクルート姿の若い女性が大きなビジネスビルに向かって丁寧にお辞儀をしていたのが目に入りました。多分、今面接を終えてビルを出たところだったのでしょう。面接を受けた会社に対するお礼と、何とか入社したいという願いを込めてお辞儀したのだと思います。その姿はとても印象的でした。
 私は瞬時に、こんな人に内の会社に入社してもらいたいなと思いました。
 そこでわざわざその女性を追いかけていって、「内の会社に来ませんか」と名刺を渡して誘ったのです。
 もしこの女性を今しがた面接を終えた面接官がビルの上から見ていたらどう思うでしょうか。やはり心を打たれるに違いありません。急いで誰だか調べるでしょう。そして、それが内定につながるかも知れません。
 この話は、会社に入る前も、会社を出た後も、面接官に一挙手一投足を見られていると思わなければならないということを物語っています。
 これが、「会社に入る前から面接は始まる。」ということです。
 もし、これが逆に、面接を終えて会社を出た途端にだらしない格好をして、それを面接官に見られたらどうなるかということです。
 会社に入る前から心を整えて臨まなければなりませんし、会社を出た後も心を緩めてはなりません。誰が見ているか分かりません。こうして合格、不合格が決まる例はたくさんあるのです。
 ところで、先の女性は残念ながら内の会社とのご縁はありませんでした。それでも私は未だに彼女の就職はその後どうなったのか非常に気になっています。一つの行動がここまで強く訴えかけるのです。
 皆さんも十分心がけてください。

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